8.1. 設定が必要なAPMオブジェクト
APMのバーチャルサーバにアクセスしてから、ネットワークアクセス (SSL-VPNトンネル)を確立するまでには、下図に示すような、様々なオブジェクトを経由します。
このことで、BIG-IP APMに設定したポリシーが適用された、ネットワークアクセスセッションが生成されます。
設定が必要な各オブジェクトの概要を以下に記載します。
DNS/NTP設定: BIG-IP自身が問合せを行うサーバ設定です。
認証サーバ設定: Active Directory認証に必要な設定を行います。
Lease Pool設定: クライアントPPPアダプタに割当てられるアドレス群です。
Network Access設定: SSL-VPNトンネルを行うための設定です。
WebTop設定: BIG-IP APMへのアクセス後に稼働するWebアプリケーションです。
Connectivity Profile設定: コネクション上の圧縮設定やクライアント用ソフトウェアの設定を行います。
Access Profile設定: Access Policyの親的位置づけです。利用する言語をここで設定します。
Access Policy設定: 上記のオブジェクトをフローチャート形式で紐づける設定です。
ACL設定: パケットフィルタリング設定です。このセクションでは設定しません。「VPEサンプル」の項をご確認下さい。
以降、上記の各オブジェクトを設定していきます。なお、ネットワーク設定 は完了しているものとして進めます。